08.1.14update


2006.5.3〜5.11
瑞西旅行記.その3 
氷河急行に乗ってみた 

 さてさて。乗り込んだ2等車の車内は2列の向かい合わせの席。氷河急行は混むのでシーズンオフのこの時期でも予約が必要らしい。番号見るとどうも窓側の席っぽいんだが、そこにはドイツ人夫婦が。『そこは俺たちの席だ』と言い方もわからず、無理やり言ってこの先5時間半雰囲気が悪くなるのもなんだしとかいろいろ思ってしまい言えずじまい。orz...日本人だなぁ。
 それでも車窓からの景色は抜群。のどかだなぁ。白い樹はどうやら桜。
 
 列車は小さい駅にも止まりながら進みます。単線だから交換も多いです。そして小さい町にも大体教会が。それも結構立派なものが多い。
 車窓を楽しんでいると車掌さんが呼びに来ました。どうやら昼飯の準備ができたよう。この列車に乗った大きな目的が食堂車でランチを食べること。日本じゃもう食堂車がほとんど無いんで。これを楽しみにしてたんですよ。
 食堂車は木造の雰囲気のいい車両でした。左の女性は食堂車でとなりに座ったポーランド人夫妻の奥様。
まずサラダ。なんか、これといったものではなく。
そして次はもうメインディッシュ。ビーフストロガノフかなんかに付け合せのニンジンと米。ご飯ではなくあえて、米。なんか、ぱさぱさでした。それでもウェートレスさんが直接皿にもってくれるのでたらふく食いすぎる。
あとはデザート。選択制で
←チーズ盛り合わせ。俺選択。
ティラミス。嫁選択→。
明らかに嫁チョイスが正解でした。
セットは一人38CHF。

食後のコーヒーは別料金
7.6CHF

ワインも別料金
8.6CHFと9.9CHF
全部込み込みで106CHF。二人で約1万円。

ウェートレスさんが小さいグラスを持ってうろうろ。
当然注文してみると高いところから注いでくれました。意味があるかは知りません
飲んでみるとグラッパでした。きつー。
文句ばっかり言ってはいますが絶景を見ながらの食事はよかったですよ。
 左は最高標高地点オーバーアルプパス付近。一面の銀世界。空が青い。
 そしてそれを超えると一気に下っていきます。下に見えるのはAndermatt(アンデルマット)の町並み。まるで箱庭、鉄道模型。あそこまで降りていきます。日本でいうと篠ノ井線の姥捨のような感じか。いや、それよりも勾配は当然きついです。
アンデルマット駅では機関車の交換をするようです。と、思っていたら乗ってた食堂車が機関車と一緒に切り離されて車庫に連れて行かれそうに。『何ではよ降りひんねん(意訳)』なぜか乗務員さんに怒られる。そんなことしらんがな。
ともかくも人生初の食堂車ともお別れ。
←車庫へ連れて行かれる食堂車
食堂車の内部→

なお、アンデルマットまでの編成は
 [1][2][1][R][機] Zermatt→
アンデルマットからは
 [1][2][1][1][1][1][機] Zermatt→

※[2]:2等車 [1]:1等車 [R]:食堂車 [機]:機関車
 われわれは2等車に乗ってました。
 アンデルマットを出てもまだまだ旅は続きます。いかにもスイスっぽい車窓を見ながら氷河急行は進みます。
 このとき、思いもよらない事故が。一眼レフのFM10のシャッターが降りなくなって写真が撮れなくなってしまった。ガーン。予備機を持ってきておいてよかった。でも予備のFE2はチューリッヒで預けたスーツケースの中。よってこのままツェルマットまではフィルム写真は無し。
 意気消沈してのどが渇く。車内販売が来たのでアイスティ4.6CHF(¥500)。高けえ。しかもインスタントの粉のレモンティ味。ボラレまくり。
15:00頃Brig(ブリーグ)到着。ここはミラノとベルンを結ぶ交通の要所。そこにチューリッヒで預けたスーツケースが荷台車のうえに。18:30ごろホテルに持ってきてくれるとのことだったんで、あとからの普通列車で来るのでしょう。荷物の少なさを見ると、FastBaggegeはあまり利用されてないのか。便利なのに。
 ブリーグからは1時間半ほどで標高差900m以上登っていきます。よって、レールの間にある歯型レール(ラックレール)に機関車の歯車を組み合わせてなんとか登るようになっています。
 家の屋根が平たい石ぶきになってきました。ヴァレー州の家の特徴らしいです。終点までもう少し。
16:46、5時間半かかってZermatt(ツェルマット)到着。駅を出ると、今日宿泊するAlbana Realの小さい車が迎えにきてくれました。ツェルマットは内燃式の自動車は禁止。そこで電気自動車が活躍しています。
 ポーター初体験。
 やった、マッターホルン。ホテルの部屋から真正面に。5月は結構見えないときもあるらしいので、ラッキー。写真では伝えることができないほど、大きく偉大な山でした。こんなところ登れるか。
 ホテルについたら少しくたびれて寝てしまい、スーツケースを届けてくれたポーターに18:45頃起こされる。外を少し散歩してみるも店は大体18:30に閉まってしまうから、レストランでメシ食って寝る。
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